今朝の新聞記事より(災害時の避難所のあり方)
梅雨が明け、一気に夏空が広がっています。
特に今年はコロナウイルス感染症の拡大で自宅でお過ごしの方も多いと思います。
換気の悪い部屋ではウイルスに感染しやすいと言われています。
適宜換気も行いながら、必要に応じてエアコンもお使いいただき熱中症などにならぬようお気を付けください。
一般的に、エアコンでは換気はできません。
さて、今朝の日経新聞の一面トップ記事「避難所27%危険区域に」の記事が気になりました。
避難所がある場所の安全性というものについて見なおさなければいけないところが増えているのではないかと感じています。
調布大塚自治会のエリアの一時避難場所・避難所は調布大塚小学校。
幸い、調布大塚小学校は周辺エリアに比べ高台にあり、かつ調布大塚自治会の町域に浸水リスクがあるとされている場所はありません。
そのため、特に水害については避難が必要になることはないと考えられます。
一方、お隣の南雪谷自治会の町域は非常に広く、また呑川流域までがエリアに含みます。
呑川周辺は氾濫の可能性があることからその流域には1.0m~3.0mの浸水リスクがあるエリアがあります。
一時避難場所・避難所に指定されている雪谷中学校もその浸水リスクがあるエリアに含まれ、避難所は中学校の「2階以上」とされています。
2階以上ということは実際に反乱が発生してしまった後では避難ができず、また、避難所自体も一時的に孤立する可能性があるということです。
雪谷周辺には土砂崩れのリスクがあるところは少ないですが、エリア外ではそうした場所に避難所等がある場合もあるでしょう。
災害が発生するような気象状況では防災無線が激しい雨音などにかき消され、ほとんど役に立たないこともあることが指摘されています。
予定していた避難所が使えない場合にどこに非難すべきなのかを知る術は限られています。
こうしたリスクのある場所に、いざという時にすがるべき避難所があることは大きな問題があります。
現在、避難所として使える施設は公立の学校や役所の施設など自治体の保有する施設が中心です。
こうした施設が災害リスクの高い場所にあること自体が問題ではあります。
学校であれば登校中に子供が被災するリスクがあることになります。
災害時に対策に当たらなければいけない自治体の施設が被災すると災害対策行動に支障をきたす可能性もあります。
近年、台風や豪雨による災害が増加しています。
昨年は田園調布でも4,5丁目の一部で浸水被害が発生しました。
災害対策に当たる自治体の職員も災害時には被災者になる可能性があり、避難所の運営なども各地域の自治会などとの協力が欠かせません。
今後は各地の避難所も地域の企業などとも連携し、民間施設の開放なども視野に入れより安全な施設の確保が必要になると言えるでしょう。
しかし、そう簡単に進む話ではなく、時間がかかるでしょう。 一方で災害リスク対応は待ったなしです。
自分自身の住むところの地域的な特性を知ることが必要です。
いざという時の一時避難場所、避難所の確認。
さらにはご自身の住む町域の周辺の避難所なども併せて確認しておく必要があります。
調布大塚自治会でも状況に応じて近隣エリアからの避難者を一時的に迎え入れることを想定しておく必要も出てくる可能性があるように感じます。
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