パルスオキシメータってなに?
動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定する装置として、パルスオキシメーターがあり
ますが、新型コロナウイルスの感染拡大により、市場でも品薄のようです。
肺から取り込まれた酸素は、血液により全身に運ばれます。酸素飽和度(SpO2)は、全身
に運ばれる動脈の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%が酸素と結合し
ているかを表す数値です。
パルスオキシメーターのセンサーが血流を検知し、光の吸収値から計算し表示します。
酸素飽和度(SpO2)は肺や心臓の病気で酸素を体内に取り込む力が落ちると下がります。
加齢によってもある程度低下しますが、一般的に96~99%が標準値となります。
90%以下の場合は十分な酸素を全身の臓器に送れなくなった状態(呼吸不全)になって
いると考えられます。普段の値から3~4%低下した場合は、適切な対応が必要です。
計測は装置に指を挟み、皮膚を通して光により計測しますので、計測時の痛みなどはあり
ません。
測定値はその人の状態やかかっている病気によっても異なるため、測定値の判断や対応
は主治医など医療機関に相談してください。
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