「飼い主のいない猫」アンケート集計結果
最近、調布大塚自治会域内で「飼い主がいない猫が増えていて困っている」という声が増えており、先日回覧板にて実態把握のためのアンケートをお願いしたところ89通もの回答をいただきました。
アンケートの集計結果、並びに今後の調布大塚自治会の取り組み方針についてご報告させていただきます。
アンケート集計結果
有効回答数 89(うち匿名回答 4)
Q1. 周辺で飼い主がいない猫を見かけますか
回答 はい 80、いいえ 9
Q2. Q1で「はい」と答えた方 何匹くらいいるように感じますか?
回答 エリアによりばらつきがあり、1匹から、多いエリアでは10匹以上の回答された方が複数いらっしゃるエリアもありました。5匹以上とお答えになられた方が多いのは、
・ 雪谷大塚町10,11、13,14、15、16、17、18周辺
・ 南雪谷2丁目20周辺
Q3. 最近、周辺に「飼い主がいない猫」が増えていると感じますか?
回答 はい 62、いいえ 24、無回答 3
Q4. 最近1年以内に生まれたらしい猫は何匹くらいいますか?
回答 エリアによりばらつきがありますが、Q2のエリアと重複しています。特に下のエリアは最近特に増えたと感じる方が多いようです。
・ 雪谷大塚町10、14、15、16、17、18周辺
Q5. 買主のいない猫によるお困りごとはありますか?
回答 アンケートにお答えいただいた89人のうち、何らかのお困りごとがある方は56名いらっしゃいました。(複数の困りごとを書かれた方もいらっしゃり、数字は重複しています)
困りごとの内容としては、
・ ふん尿やその臭い 47
・ 通行や車庫、軒下、ベランダなどへの侵入 16
・ 植木鉢や庭の掘り起こし、枯れなど 14
・ 鳴き声 10
その他、
「車を傷つけられた」
「敷地内で死体が見つかり保健所を呼んだ」
「誰かが与えたエサを持ち込み、アリやハエがたかるなど衛生面で困る」
「防犯用の砂利を蹴る」
「敷地内にネズミの死骸を置かれた」
「玄関先に吐しゃ物」
「ドアを開けると急に逃げて驚く」
「猫除けにかなり費用が掛かっている」
「玄関で喧嘩した跡(毛や血)があり処理に困った」
「いろいろ対策しているがなくならず困っている」
「誰かがご飯をあげているそのごみが飛んでくる」
などがありました。
また、ご意見として、
「道路に急に飛び出し、車のハンドル操作を誤る恐れがある」
「散歩中の犬にも危険、人間の怪我にも繋がりかねない」
といったものもありました。
調布大塚自治会域内ですでに「飼い主のいない猫」を捕獲し、不妊・去勢手術のために動物病院に連れて行くなどの対策にすでにご協力いただいている方が複数いることを改めて把握いたしました。
アンケートの中にも「去勢するため餌付け中。手術予約済み」という方もいらっしゃいました。
ご意見の中には「餌をあげている人に注意して欲しい」というものもありました。
不妊去勢手術のためには猫を捕獲する必要があります。
餌をあげている方の中には、捕獲を目的に餌をやり、慣れさせている方もいらっしゃいます。
また、不妊去勢手術に際し、区の助成金では不足する費用を負担して下っている方もいます。
そうした活動に対してご理解いただければと思います。
また、「猫がいることによりネズミが減る」「決まった場所で餌を得られることでゴミをあさる行動を防止できる」という効果があることをご指摘いただきました。
調布大塚自治会の今後の対応について
アンケートで調布大塚自治会エリアでの「飼い主のいない猫」に関する状況を把握することができました。
今後、自治会としては、区の「飼い主のいない猫対策モデル地域事業」(※)への参加を含めて対策を検討し、実施していくことを検討しています。
今回のアンケートは、今後対策を実施していくうえでの「現状把握」と「一定期間経過後に効果を検証するための資料」として活用させていただきます。
対策の進ちょく状況について、今後も掲示板、回覧板、ホームページを通じてご報告させていただきます。
また、対策にご協力いただけそうな方には自治会から直接連絡させていただくことがありますので、ご理解いただきたくよろしくお願いいたします。
ご協力ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
(※) 大田区「飼い主のいない猫対策モデル地域事業」とは
区の特徴である地域力を活用し、自治会・町会等の地域自治団体が主体となって取り組む地域猫対策を推進させるために、モデル地域を認定して支援する取組み。
令和2年度は、5地域を上限として認定。飼い主のいない猫の去勢・不妊手術等において1モデル地域当たり10匹まで費用助成を行うとともに、捕獲ケージの貸出し及び大田区職員が自治会・町会等を訪問し、地域猫対策の普及啓発を行うというものです。
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